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2023年02月16日

雪板を作ってみる。

雪板を作ってみる。





こんばんは。




先日、隣町の無料スキー場の駐車場でくつろいでいたところ・・・




自動車から男性が一人降りてきました。


男性はそのままスキー場のゲレンデコンディションを見に行ったようです。


ほどなくしてもう一台自動車がスキー場の駐車場に停車。


女性が一人、犬が一頭降りてきました。






ん~...このスキー場に来るのはソリ滑りの家族連れや親子連れが定番ですが今は何かが違うのか?
と思い、私はちょっと様子をうかがっていました目




が、後からきた女性が様子をうかがっている私の様子をうかがっている。




「何かようかしら?」と思いあいさつに行ってみる。




私  「こんにちは。」


女性 「こんにちは。今日は雪板ですか?」


私  「雪板?え?あぁ...まぁ...」




「雪板」ってなんだ?




さらにゲレンデを見に行って戻ってきた男性にも「こんにちは!雪板ですか?」と聞かれました。


とりあえずその時も「雪板?えぇ...まぁ...」と同じ感じでやり過ごす。




「雪板?スノボーでなくて・・・雪板??」




どうやら男性や女性が手にしていたビンディングのついていないパウダーボードみたいなのが雪板らしい。




どのようにして滑るのかちょっと見たいところでしたが、、、


ゲレンデコンディションがいまいちだったようで二人ともほどなくしてスキー場をあとにしました。




二人が帰った5分後くらいにいつものように家族連れがやってきました。




が。。。




お父さんの手にはこれまた「雪板」が!?


ここのスキー場は私の知らぬ間に「雪板」のメッカになっていたのか!!?




そもそも「雪板」って何なんだ?と思い調べてみることに。









無知な私が調べてわかったこと。


1 雪板は基本、作る。

2 雪板とスノートイは何だか似ている。

3 既製品は多分、高いお宝

4 Burtonに3万円くらいでそれっぽいのがある。




3万くらいなら買ってもいいか?とちょっと考える。


いや、ゲレンデコンディションがかなり限定されるので使用頻度を考えるとやはり高いかタラ~




そうなると作るしかないのか?


作るとなると時間と費用はどれくらいなものなのか??


簡単に作る方法はないのか???




と、いうことで先人たちの知恵をネットであさる。




先人たちの知恵をネットであさってわかったこと。




1 簡単に作る方法は...ないバイバイえーん









で、あれば腹をくくって作ることに。




まずは後輩に厚さ2.5mmくらい幅40cm長さ150cmの板が4枚ないか聞いてみる。


「そんなものは無いです」って言われるガーン




でも・・・




雪板を作ってみる。

「こんな感じのベニヤ板があります」と。233cm×122cm。厚さは4mm。私としては全然いいです。


2.4mmを4枚重ねたり、2.4mmと4mmを重ね合わせたりと色々あるようですが、、、




雪板を作ってみる。

今回の私は厚さ4mmのベニヤ板を40cm×150cmに3枚切出して重ねることにしました。⇔は木目です。


木目、長さを考えるとこの切り出し方ベストだったと思ったのですが・・・




気が付いたら~




雪板を作ってみる。

木目に逆らってこんな感じに4枚に切り出し1枚を「型」にしました。


雪板を作ってみる。

長さ130cmはちょっと長いな~と思っていたら変なスイッチが入ってこんなことをしてしまいました。

板の強度を考えると多分、木目には逆らわない方がいいと思われます。




一般的なサイズは子供100cm、大人130cmって感じのようです。

幅は広くても30cmくらい、板のノーズ(前側)は5~10cmくらい上げてテール(後側)0~3cmくらい上げるのがいいようです。




雪板を作ってみる。

雪板を作ってみる。

結果、長さ122cm幅50cmの板を4枚切出して1枚を型にしまして残り3枚全てに型を書き込みました。


型はBurtonのCustomって板からとりましたが...

曲線は切り出しが面倒なのでノーズを台形?にしました。




雪板を作ってみる。

一応それなりの道具も準備して臨みましたが、、、


雪板を作ってみる。

これ一本でも用は足ります。実際、楽ではありませんができます(笑)

のこぎりで切っていると木くずが出て下書きが見えなくなるのでポータブルの扇風機かなんかで
木くずを飛ばしながら作業すると少しはやりやすいですかね?


現実問題、この大きなベニヤ板を自力で切るのは大変だと思われますので。。。

ホームセンターなんかでベニヤ板を買ってちょっとお金を払ってお店で切ってもらうのがいいと思います。


市内のコメリでベニヤ板を見てきたら910×2.5×1820mmの板が1080円でした。
これを2枚買って切ってもらうとよさそうです。




下書きしたベニヤ板に木工用ボンドを塗ります。




雪板を作ってみる。

家にも木工用ボンドはありましたが全然足らないので。。。




雪板を作ってみる。

コメリで買った1kg、668円の木工用ボンドです。「速乾性」のは使わないほうがいいって書いてありました。


雪板を作ってみる。

家にあったゴムベラとハケです。どちらとも過去にダイソーで買ったものです。ゴムベラでボンド塗ります。




雪板を作ってみる。

下書きから3cmくらいはみ出してボンドを塗りました。


ゴムベラは当たり前ですが幅が広すぎたので・・・


雪板を作ってみる。

切って使いました(笑)ボンド塗るときは普通にプラスチックのヘラを使うことにします。ダイソーに売ってます。




雪板を作ってみる。

ちなみにボンドの使用量は見た目でこれくらいです。約250g使いました。



ここから「難題」の圧着です。




これは絶対にあった方がいいものがありまして。。。




雪板を作ってみる。

電動ドライバーです。こんな高価なやつじゃなくてもいいので電動ドライバーはあった方がいいです。




雪板を作ってみる。

木ネジを使って板を圧着するわけですが・・・


電動ドライバーで木ネジを打ち込むと板がずれますあせる




ので、板の上にガッチリ重石をしましょう。




雪板を作ってみる。

雪板を作ってみる。

私はテーブルバイスを一つ持っていたので前と後ろを順に挟んで重石をして木ネジを打ち込みましたが...


固定するものを持っていない場合は板の上にガッチリ重石をしてずれないようにして作業しましょう。




雪板を作ってみる。

雪板を作ってみる。

木ネジは下書きから2~3cmのところにねじ込みます。

圧着はかなり大事なので圧着の不安を解消するには十分な重石と木ネジを30~50本用意しましょう。

ちなみに私は10リットルの水の入ったポリタンク4本と木ネジを30本使って圧着しました。

他に家にあって使えそうなものはブロックや漬物石、箱買いした2リットルペットボトルの水やお茶でした(笑)




雪板を作ってみる。

ロッカー形状にするためにノーズ(前側)に発泡のブロック挟みました。


雪板を作ってみる。

圧着のためにとにかく重石(笑)


雪板を作ってみる。

テール(後側)には1.5cmの板を挟みました。




雪板を作ってみる。

私の場合、木ネジは家にあるのをかき集めて使いましたが...長さ的には2cmくらいのがいいのかな?









2日間圧着してノコギリで切り出し作業をします。




厚さは1.2cmしかないのでこちらも普通にノコギリで切り出しました。


二度目になりますが・・・「楽」ではありませんよ(笑)




雪板を作ってみる。

形を整えるための金やすりとカッターです。。。どうでしょうか?あまり必要はないかも??


雪板を切り出す時はやはり、キッチリと切り出した方がいいです。

変に下書きからはみ出した部分を残すと削り取るのにえらい苦労しますわーん




切り出したら紙やすりでやすります。




雪板を作ってみる。

こちらもダイソー商品。#80→#240→#400の順でやすりました。やする感じは雰囲気でいいと思います。

表、裏、横をやすります。裏側の横、すなわち、エッジになる部分はあまりやすらない方がいいようです。
多少なりとも「エッジとしての機能を残すため」らしいです。




やすったあとはニスを塗ります。









雪板を作ってみる。

つやあり水性ウレタンニス(透明クリアー)300mlであります。コメリ価格1880円でしたが...

最寄りのホーマックで買ったので2058円でしたビックリ(ナンタル カカク サ!)


ダイソーのハケで塗りました。


ニスの乾燥時間はメーカーの記載のよりますと常温(20℃)で90分となっていました。


ニスは表と裏、サイドにも塗ります。

塗る回数は表、裏3~4回くらいずつがいいようです。

あまり塗り過ぎると滑らなくなるようです。


私は表も裏も、ニスを塗る→常温で90分乾燥→#400のサンドペーパーで軽くやする、を3回やって4回目ニスを塗って〆ました。
ニスを塗って乾燥させたあと#400のサンドペーパーで軽くやすってからまたニスを塗るとノリがよくなるそうです。

時間にすると表6時間、裏6時間ということになります。

油性ウレタンニスつやなし水性ウレタンニスはこれまた滑らなくなるので使わない方がいいんですって。




雪板を作ってみる。

ニスの残量です。一枚しか作る予定がないのであれば130mlで足りるかもしれませんね。
ちなみにつやあり水性ウレタンニス(透明クリアー)130mlのコメリ価格は948円です。




板にデッキパッドとリードをつけます。




雪板を作ってみる。

雪板を作ってみる。

Burtonのビンディングを買った時についてきたデッキパッドがあったのでそれを使います。




雪板を作ってみる。

リードは長さがほどよかったのでパーカーから抜いた紐、リードの固定には薄いアルミの板を加工して使いました。
加工したアルミの板は7mmの木ネジ二本で固定しました。




雪板を作ってみる。

雪板を作ってみる。

自分が足を乗せそうなところにデッキパッドを貼り付けます。


ゴムパットはそんなに高くなさそうなので足りなかったら買おうかと思っています。




雪板を作ってみる。

大きな板からの切り出しをするならこれもあった方がいいのかな?


とりあえず、、、




雪板を作ってみる。

ノーズ、5cm。


雪板を作ってみる。

テール、1.5cmの浮きであります。









雪板を作ってみる。

「まずは」の一枚であります。やってみて楽しかったらもう少しちゃんとしたの作る?かも??(笑)




私の場合になりますが...今回の費用。


木ネジ、0円
ベニヤ板、0円。

ハケ、110円。
ゴムベラ、110円。
紙やすり、110円。

木工用ボンド、668円。
つやあり水性ウレタンニス(透明クリアー)300ml、2058円。


時間は隙間時間を使ったので一週間かかりました。


作業全体のことを考えると。。。


冬には作らない方がいいです(笑)


お勧めは「秋」ですかね?もみじ01




内容が長くなりましたが・・・




少しでも役立つことがあれば幸いであります。




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Posted by Bucass at 22:00 │日常

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